新型コロナウィルスの影響で相場が荒れていますよね。株安が起こったり、政治が乱れたり。。
FXの相場も例外ではありません!
すべての通貨ペアではありませんが、ドル円やユーロドルが軒並み一方通行に動いてしまって、逆のポジションを持ってしまった方は軒並み損失、もしくは含み損を抱えている状態ではないでしょうか。
ですが、こういった荒れ相場は、決して珍しいことではありません。今回は新型コロナウィルスの影響が大きいですが、毎年のうように起こっていたりします。
こんなとき、どうしたらいいのでしょうか!?今日は荒れ相場のトレード対策をまとめてみました。
目次
FXの荒れ相場!どんな時に起こりやすい?
FXにおける荒れ相場はどんな時に起こりやすいのでしょうか?考えられる原因を挙げてみます。
- 大統領選挙と予備選挙(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど)
- 株価の暴落(アメリカや中国)
- 金利政策(米国、ECBなど)
- リーマンショック・新型コロナのような世界的にインパクトのある事例
- 政権交代(首相交代やアベノミクスのような経済政策)
- 戦争・北朝鮮の動き
など。
特にアメリカの株価は日本の株価に影響しやすいので、アメリカの動きは注意が必要です。また、選挙や金利政策などは数年単位にあることですので、実はFXも頻繁に影響を受けています。
ユーロに関係あるドイツやフランス、ポンドに関係のあるイギリスの動きも影響が大きいです。
また中国がくしゃみをすると世界が風邪をひくと言われるように、今回のコロナウィルスも中国が発端になって世界経済への影響が出ていますよね。
こういったファンダメンタルの影響は、大統領選挙のようにあらかじめ分かるときには無理して相場に入らずに静観した方がいいとは思いますが、正直あまり気にしなくても良いと個人的には思っています。
仮にこう言ったニュースを知らなくても、チャートにもしっかりと兆候は表れますので、慌てずにテクニカル派はしっかりとルールに基づいた自分のトレード手法をすべきです。
FXの荒れ相場でのトレード対策は?
では具体的に荒れ相場時のトレード対策をみていきましょう。
ナンピン・マーチンスタイルは致命的!
相場が荒れている時は、以下の2つ特徴が見られます。
①上下に乱高下してトレンドがさっぱりわからない
②一歩通行に上昇を続ける/下落を続ける
今回の新型コロナウィルスの場合は、②のタイプですね。
ドル円では急激に上がったと思ったら下がり、ユロドルでは急激に下がったと思ったら上がっている状態です。
こういう時に、致命的になりやすいのはナンピン・マーチン手法です。
通常であれば相場はトレンドやレンジなどで波を作りながら動いているのでナンピンやマーチンで救える含み損ポジションも、一方的に動いてしまうと含み損が膨れ上がって、ヘタをすると証拠金が維持しきれずに破綻してしまうでしょう。
特にスイングでは押し目も戻り売りもつけないので、個人的にナンピン・マーチンはあまりおすすめできません。デイトレやスキャルといった短期足ならば比較的スイング寄りは影響は少ないと思いますがそれでもリスクは高いです。
損切をしっかりと!
上記のナンピン・マーチンのところとも重なりますが、個人的にはしっかり損切しつつ、勝率の高いところに厳選したり、利益の伸ばせるところで大きくとるスタイルをおすすめしています。
具体的にはRSI(私は反応の早い9を使っています)のダイバージェンスやボリンジャーバンド(偏差2、20SMA)を用いて反発ポイントを絞ったり、トレンドの出ている時はMAやラインでの反発を使うことが多いです。
トレンドフォローで!どこかで入れるチャンスを探そう!
荒れ相場のとき、大きく乱高下するときは基本的にはテクニカル分析が効かないのでエントリーは行いません。
一方で今回の新型コロナのように一方通行に動くときには逆張りは命取りです。ずるずる上がって(下がって)しまうのでなかなか入りづらいですが、少しでも押し目や戻りを付けたタイミングでトレンドフォローで入りましょう。
以下はユーロドルの4時間足ですが、小さな押し目や戻り売りが確認できます。こういった小さな部分を見逃さずに入りたいですね。
それでは良いトレードを☆
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